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2011年4月27日 (水)

杉の皮むき

家の下には杉の木が数十本立っていて見通しが悪いので、これを切ろうと以前から思っていた。調べてみると『巻き枯らし伐採』といって、今頃から8月頃までの間に杉の皮を立木のまんまで剥がして枯らすやりかたがあるらしい。1年後にチェーンソーを使って切り倒す時も内部が乾いているので、かなり軽くなって危険性が少なくなるとのこと。

さっそく杉の皮をむいてみようと道具を持って下の杉林に降りて行き実際にやってみた。思っていたよりも簡単に杉皮をむくことができたので驚いた。

直径15~30cm程度のものはすぐに皮むき完了となったのだが、やはり自然というものがそうやすやすとゆるしてはくれない。

直径が35cmを超える杉になると皮が硬いうえに厚くなっているので今までのように簡単にはいかない。それでも時間をかけどうにか剥がすことができたhappy01

地肌がむき出しになった杉の表面はとてもなめらかでじっとりと湿っており、触ってみるとひんやりと冷たくて気持ちがよく、植物が地下から水を吸い上げていることが実感できる。

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皮をむくと木によっては水滴が流れ落ちる。それほど水を吸い上げている杉の木がどれほど植林され、この村には現存しているのだろう。

昔、田んぼや畑だった場所に杉を植えてしまって田舎のよさは半減している。ここに住んでいる人はまだ多少なりとも手入れができるが、都会に引っ越し出て行ったきり自分たちの植えた杉の木などしらんぷり・・・そんな人も多いのではないだろうか。

ほったらかしにされた杉の木は大きくなりその数も膨大だ。どんどんと水を吸い上げ谷や川の水が減ってしまい、飲み水の確保すら困難な地区もあるようだし、花粉症の原因ともなっている。

最近は育った杉林が勢いを増し雑木林がなくなった結果、鹿やイノシシはたまた猿の軍団が押し寄せ、お年寄りたちが楽しみに作った農作物を食い荒らしていく。その対応に多額の税金を投入するという情けないことになってしまった。

ことの発端は40年ほど前の植林政策にほかならない。これがすべての元凶だろう。オイラが小学低学年の頃には四季折々に山の景色は変化し、秋の紅葉時期にはこの田舎のどこへ行っても錦絵のような景色が堪能できたと記憶している。今では四季の区別はつきにくい。杉林に覆われたこの田舎は年中深緑一色である。

植林政策のうたい文句・・将来は大きくなった杉の木でひと儲け・・に見事に踊らされ当時の者の多くは雑木林を切り倒し、田畑をとわずせっせと杉の苗を植えていったのである。うちの親父も多分にもれず植林をしたのだが、その息子のオイラが杉を切りたい一念から、自称杉切り隊の隊長などと吹聴していることが悲しい因果であるdespair

その夜になって腕が痛い・・あれ何で?・・そう、杉の皮むきで筋肉痛を起こしたらしい。皮を引っ張り腕を上に強くあげる動作をするのだが、それをやったおよそ2時間あまりで体がヤケを起こしたのだwobbly

次回、杉皮をむくときには己の体と相談しながらゆっくりとやらなきゃな・・・。

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