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2011年6月 9日 (木)

《活彩祖谷村》の仙人さん

もう5年ほど前になるだろうか。オイラとカミさんが付き合い始めた頃、《活彩祖谷村》の村長さんや船長さんを介し、カメラを首に下げたにこやかな老紳士と出会った。この田舎では見かけたことがなく、そのとき初めて耳にしたのだが、この方は愛媛県の人で田舎や山歩きが好きでこの地に空き家も借りているとのこと。

愛媛県といえば松山市・・・ここは松山城を中心とした旧城下町で、有名な道後温泉を筆頭に由緒ある温泉地であり、夏目漱石、正岡子規、種田山頭火のゆかりの文学の町でもある。この老紳士はこのようなすばらしい地から、なんにもないこんな田舎へ足を延ばしては自然を満喫している。そればかりか高齢であるにもかかわらず、山のガイドもこなしているのだから、おそれいる。

Photo   アニメ映画『千と千尋の神隠し』の油屋の参考にされたといわれる道後温泉

この老紳士を仮に、道後の仙人さん(以下、仙人さん)とでも呼ぼうか。おそらく70歳は過ぎているだろうに山々を渡り歩くその姿はまさに仙人だ。この剣山系の山々を渡り歩き自然を堪能する達人でもある。

自身のブログでも、すたれゆく廃屋や雑草に覆われゆく田畑の今を写真におこし、そして俳句でしめるという俳人正岡子規を生んだ愛媛県人らしいスタイルを貫いている。つねに見る者をノスタルジックな気分にさせてくれると同時に人の営みの悲哀を感じさせてくれる。また時には世情のなさを憂い厳しい助言もこの田舎に呈してくれる。それほどこの田舎が好きなのだろう。

P1000842_3     落合集落(国指定重要伝統的建造物群保存地区)も緑に覆われた 

町村合併前の東○○山村に残る素朴さが好きだった仙人さんは、M市東○○になってからはどう感じているのだろう。この地を捨てて町へ生活の場を移す者が多い中、この地はさらに廃れていくだろうが、この田舎をやさしく見おろす山々は少しも変わりなく存在する。どうか仙人さん、これからもこの田舎を愛しいつまでも元気で山々を歩き素晴らしい写真と俳句を紡いでください。

道後温泉で産湯をつかった仙人は、今も松山市と田舎を行き来し、山々を渡り歩きながらこの田舎をやさしく見まもっている。

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